このお菓子は人間性の小ささを表している

またまた前回の続きです。タイトルを統一して番号も振るべきだったと後悔していますが、間に別記事を挟まないようにすれば良いかと楽観しています。ごめんなさい。

 

 

前回あらすじ

土曜の夜に課長からセクハラ酔っ払い電話がかかってきて5千円お金が飛んだ。

 

 

2018年10月8日(月)

それから週末の休みが開けて出勤する日がきた。私は土日の間動悸を感じながら、出社した時のことを考えては止め、考えては止めを繰り返していた。どうなることやらと。

 

月曜日の朝、会社では役付会議が開かれる。週例で各部署の責任者が報告・連絡をし合う場だ。もちろんうちの総務課長さまも出席する。私が出社する頃にはその会議が始まっているので、総務課さまが不在の時に私は自分の席に着き仕事を始めた。

 

緊張……。

 

課長が会議を終え席に戻ってきた。

そして、

 

ヘラヘラと笑いながら朝の挨拶をしてきた。ここまでは普段通り。しかし、挨拶の後に続けてチョコパイを渡してきたのである。

「この間はごめんね〜運動会大変だったんだ〜」(ヘラヘラ)

 

この時私の中で大きな割合を占めた感情は驚愕だった。

え?この人こんな事でチャラになると思ってんの?

大人としてもお父さんとしても総務課長としても目も当てられない事をしたのに?

 

驚きながらも、あはは〜びっくりしました〜急に電話かかってきて〜と返した。

私はこの時さらに、こいつ自覚があるのか。チョコパイを渡して謝ってきた。覚えているということだな。と思った。

それと同時に、やった!チョコパめっちゃ好き!昼前に絶対お腹減るから食べよう。今日の食糧確保だ!と思った。

 

ちなみに課長が謝ってきた時、普段近くの席にいる総務部長は週例の居残りで理事長となんだか打ち合わせをしていてちょうどいなかった。

さらにあともう一人総務課で働いているパートの方は出勤時間が職員より遅いので不在。

課長は、わかっていてこの時間を選んだのだろう。今思い出しても腹が立ってくる。

 

 

ちなみに、チョコパイは食べずに突き返そうかと午前中の間考えまくったけど、お腹減ってお腹鳴りそうだったので食べた。