子どもの気持ちを考えると

前回の続きを書いていこうと思います。

 

10月6日土曜日(お休みの日)の夜、課長から私の携帯に電話がかかってきた。

 

かかってきた時は気づかなかったけど着信履歴を見て少し考えた。

「電話が来るのは初めてだ。休みの日の夜だし何か急用だろうか。もしかしたら、身内の誰かがなくなって実家(他県)が忙しくなるからとか言う内容かもしれない。折り返してみよう。出なかったらそれでいいや。」

何か深刻な事で電話があったのだろうと思い折り返しの電話をした。

電話をかけると、課長が電話に出た。

すると明らかにろれつが回っておらず酷く酔っ払っていた。赤ちゃん言葉(でしゅましゅ口調)になっていて気持ちが悪かったのを覚えている。

向こうから「◯◯さん(私の苗字)なにしてたの?」と切り出してきた。

これは面倒だと思って寝ようとしてましたと答えた。

その後そうなんだと適当に流されて、私に何か悩みがないかと急な聞き取りが始まった。その流れで

「彼氏はいないの?」(いないと答えた)

「えー、可愛いのにね」

「◯◯さん僕の事しゅき(好き)なんでしょう」(上司としては、、と答えた)

「僕はしゅき(好き)だけどねー」(はあ、、、苦笑い)

「こんな事言われても困るよね」(苦笑い)

「こんな事ほかの誰にも言えないよね(圧力)」(あ、セクハラ電話の自覚があってこいつ口止めしてきたな)

こんなやりとりがあった。課長はしきりに、僕は◯◯さんの事が心配なんだよ。部下だからね。上司として君を育てていきたいんだよと熱く語ってきたりもした。セクハラ発言のせいで言い訳がましいなとしか感じない。身の毛もよだつ電話だ。

規定やコンプライアンス働き方改革。そういったことを扱う部署の課長が、率先してセクハラをしている事実に私は震えが止まらなかった。あと普通に私に対して告白してきたと思う訳だけど、40歳になる妻子持ちのおじさんがやることではない。

電話は10時頃から始まり2時間に及んだ。何度も私の方から電話を切るタイミングを作ったが向こうがだんまりになり無言の時間が流れ、また話が始まり地獄だった。

何度も同じ内容を喋った気がする。先ほど書いた彼氏いるの?質問のくだり、3周くらいはしたと思う。

2時間も喋ったせいで、この日1日の電話代が5000円を超えていた。(まじ課長には請求したい。)

 

タイトルにある「子どもの気持ちを考えると」についても少しお話しする。

課長曰く、この電話をかけてきた日は子どもの運動会だったらしい。課長には2018年10月時点で二人のお子さんがいらっしゃった。上の子の幼稚園で運動会があり、朝から場所取りをしたり奥さんのお父さんお母さん(義父母)がいらしてお昼を食べたり、夜ももちろん家族で自宅にて大食事会が開かれていたそう。その食事会を抜け出して、ベロベロの状態でセクハラ電話を私にかけてきたのだ。

おそらく課長は1日家族のために尽くしてストレスが溜まっていたのだろう。それを私へのセクハラで発散しにきたに違いない。拠り所を求めたのかもしれない。(私がそれに付き合う義理は全くないので癪だ)

父親としてゴミくずチリくず以下の行動をとっていると思う。子どもが運動会で頑張った日に、お父さんが家族をほっといて会社の若い女性にヘラヘラと電話をしている。子どもが知ったらどんな気持ちになるだろう。奥さんだって疲れているのは同じなのに、自分だけ酔っ払って抜け出して。奥さんが知ったらどんな気持ちになるだろう。

私の方がなぜか情けなくなる。

 

そんなこんなで、私はこの日はなかなか眠れなかった。