青春が吹っ飛んでしまった
2019年11月15日
NICO Touches the Wallsがバンド活動を終了した。
私が一番好きなバンド。いつか居なくなる日が来るのはわかっていたけど、こんなに早いとは思わなかった。何が彼らをそうさせたのか。
終了を知った当初は、悲しみや喪失感が一瞬で押し寄せてきて仕事中もどこかフワフワした感覚だった。どうしようもないのだけど、どうしようと言う焦りが渦巻いていた。
もしかしたらCDが売れていなかったのか、ニコじゃんやニコモバイルの方策が実らなかったのか、と勝手にお金の事を考えていた。見捨てられた気持ちになり怒りが湧いたりもした。
でも、後日冷静になって考えると彼らの意思は受け入れられるなと考えが変わった。彼らの良さはやさぐれたセンスにあると思う。
音源を聴いてみても、全部のパートの音がでかく、ボーカルもライブハウスなんかで録音したようにリバーブがかかってたりする。良い意味で彼らはアーティストではなかった。生粋のバンドマンであった。私はそう思う。
そして、そんな彼らの最後のアルバム、クイズマスターを今一度聴いてみると、中身はやさぐれから陰鬱へと流れが変わっていたんじゃないか、そう感じられた。
彼らがNICOを終わらせたんじゃない。NICOは自然と終焉を迎えた。そしてそれぞれが新しい方向へ向かって行くんだ。
15年間ありがとう。
ここに書くと長くなるから今はよしておくけど、色々あった高校時代はいつもNICOとともにあったよ。
ツイッターを見て驚いた。私と同じようにNICOの終了を悲しむ人がたくさんいること。
それを
今は嬉しく思うよ。